星座を繋げて

すきなもの、すきなこと

学生服を着て歩く最後の銀杏並木

桜だけは変わらず今年も綺麗に咲いていて、今日という日をお祝いしてくれているかのようで。少しずつ暖かくなってきた、学生服を着て銀杏並木を歩く最後の日。

 

那須くんにとって、ジャニーズJr.として駆け抜けた高校生活3年間はどうでしたか?

 

中学3年生の時に飛び込んだジャニーズの世界。なにもかもが良い意味でも悪い意味でも変わってしまったと思う。那須くんの人生を、これからの未来を大きく揺らしたそんな3年間。

 

授業が始まる前。電車の中。レッスンの合間。暗記と緑ペン。ひとつひとつはわずかな時間でもちゃんと時間を作って、コツコツとまじめに3年間ずっと努力を積み重ねた那須くん。

 

作間くんとお互いに居眠りしないように見張りながら取り組んだテスト勉強。

 

5時半に起きて、真っ暗だった外の景色が桜や春の青空に変わる、移りゆく景色を眺めながら揺られた通学電車。

 

クラスが離れてしまったお友達とゆっくりおしゃべりするかけがえのない朝の時間。

学校内でもなかなか外せなかったマスク。

 

遅刻しそうになったとき、お友達5人と「青春してるみたいで楽しい!」と思いながら全力でダッシュした学校までの坂道。

 

本来であれば、全部わたしたちには知る術がない那須くんの学校生活。楽しかったことも嬉しかったことも、悔しかったことも悩んだことも、絶対に交わることのない世界線。ジャニーズにいてくれたからこそ、大切な大切な思い出を、わたしたちにもたくさん見せてくれた那須くん。どこまでもアイドルを全うしてくれてありがとう。

 

彼が高校1年生になりたての、5月に出演したミュージックステーション。とある1日のスケジュールが示された円グラフには、朝の5時に起きて勉強と記されていた。それくらいやらないと追いつかないと言っていた那須くん。学校が終わった途端に銀杏並木をダッシュしてレッスンに向かうこの子の努力が、いつか実って欲しいと願うようになった。

 

わたしが那須くんに惹かれた理由の一つとして、数学が好きと公言しているところにある。わたし自身が根っからの理系人間で、数学がいちばん好きな科目だったこと。どうしても数学にマイナスな感情を持っている人が多いのは、わたし自身痛感してきた。女子の中で理系というだけでも割合的にみれば少数派なのに、しかも数学が好きといえば「変わってるね」と言われ、理系の人でも「数学だけは無理」という人がいて、勝手に落ち込んだり。そんな中、勉強してて楽しいのは数学!と胸を張って言える那須くんの存在が、あまりにも心強かった。あまりの嬉しさに、涙が溢れそうになった。彼が、那須くんが、わたしにとっての希望の光なんだって本気で思った。

 

好きな教科は?得意な教科は?と聞かれるたびに、ずっと数学の話をしてくれる那須くん。夏休みの読書感想文の宿題で、「数字の悪魔」( 数の悪魔かな?)という本を読んでいると発言したり、雑誌やコンサートのMCで数学を話題にしてくれるたび、たとえいじられたりしても、那須くんの存在で数学が救われてることが嬉しくて、誇らしくてたまらなかった。(わたしもその本だいすきだよ)

 

大学の学問(学部)を選ぶ時に大切だなと思うことは、特に理系に関しては得意と好きが一致していることだと思う。得意だけだと壁にぶち当たった時に絶対に折れる。だからわたしは勝手に安心して、那須くんは理系の学部に進むものだとばかり思っていた。

 

そして那須くんが高校3年生になって進路と向き合うようになった。

「得意科目は数学なんですが、仕事と両立できるように、文系の学部に進学予定」

「理系だったんですけど、最近文系になりました!」

 

正直、かなり動揺した。あんなに好きだったものを手放して、新しい世界に飛び込む那須くんの行動力に驚いた。

どうしても、「仕事と両立できるように」ってことばがひっかかってしまった。那須くんにとって、「ジャニーズでアイドルを続けること」が最優先事項なのが明確になってとても心強い一方で、高校3年間、努力を重ねることができた那須くんが、理系に進学したら両立させるのは難しいと判断したこと。現役理系大学生としてテレビのクイズ番組で活躍する那須くんを勝手に思い描いていたからこそ、受け入れるのにかなり時間がかかってしまった。

 

これから歩む道の選択肢をたくさん作ることができたのは那須くんの努力の証。それと同時に、那須くんが歩む人生は1回きりだから、選ばれない道が存在してしまうこと。そのうちのひとつが理系という道で、天秤が、ジャニーズという道に傾いただけ。こんなにも嬉しいことはないとわかっているものの、選ばれなかった道の先の那須くんがどうしても気になって仕方がなかった。

 

そんな那須くんは目に見えて新たな学問を口にするようになった。「得意科目は経済です!」「将来はニュースキャスターもやってみたい」

すぐに思い浮かんだ、那須くんにとって憧れの大きな大きな背中。那須くんの目に映る世界がどんどん広がっている。前を見て進んでいく那須くんに対して、なんてわたしはちっぽけで同じところに留まっているんだろうと恥ずかしくなったときに、ずっと忘れていた大事なことを思い出した。

 

そうだ、この子はそもそも「勉強」が好きだったんだ。

 

好奇心旺盛で自分の知らない世界を覗くこと、新たな知識に触れることが楽しくて仕方ないんだと気づいた瞬間、ふっと心が軽くなった。どの道であっても、それが"那須くんの選んだ道"であることが大切で、その道こそが絶対に正解なんだと思う。同時に、やっぱり那須くんの中に数学がちゃんと生きているんだって気づくことができて、嬉しくて思わず笑みが溢れた。

 

学業と両立しながらステージに立ち続けた那須くん。それに加えて、数々のクイズ番組への出演、初のドラマ、雑誌の単独表紙。勝手にもっと先のことだと思いこんでいたお仕事を、まるで3年間の努力の集大成かのように最後の1年でたくさん掴み取ってきた。努力が結晶となって、わたしたちの目に見える形で残ることがこんなにも嬉しいなんて知らなかったよ。

 

「第1志望の学部に行くことが決まりました!」

本人から聞くことができた嬉しすぎる報告。よっしゃ!ってガッツポーズした那須くんを見て、絶対に絶対に大丈夫だなって確信した。3年間全力で走り切って掴んだ進路。勉強が好きな那須くんがいちばんに選んだ次のステージ。壁にぶちあたったとしても那須くんは絶対に負けないと思う。そしてその経験が、那須くんを強くするのは目に見えてるし、努力も経験も全てを大切に抱きしめながら前に進むことができる。いまよりずっと強くて魅力に溢れた人になるのが約束されていて、こんなにも幸せで良いのかと不安になるくらいだ。

 

この3年間、那須くんからたくさんの幸せと勇気をもらいました。学業との両立でいちばん大変なのは那須くん自身なのに、そんな時でさえわたしたちのことも気にかけてお仕事頑張ってね!と言ってくれる那須くんの優しさに何度救われただろう。那須くんは正真正銘のスーパーキラキラアイドルだよ。

 

春から大学生になるジャニーズJr.の那須くん。2本のペンのうちの1本をマイクに持ち替えて挑む、勝負の4年間。きっとあっという間に過ぎてゆくかもしれないけど、絶対に6人で夢を叶えてほしい。

 

こんな状況になってしまったけれど、今日という日が那須くんにとってかけがえのない、素敵な1日になってたら嬉しいです。

 

と、ここまで書いて、先ほど那須くんのISLAND TVがアップされました。最後の学ラン姿、とっても似合ってた。最高にかっこよかった。そして、このブログの冒頭のわたしの問いかけの答え。

「まじ最高でした👍」

力強く、最高の答えをくれてありがとう。これ以上嬉しいことはありません。

 

最後になりましたが、改めて。ジャニーズJr. 美 少年の那須雄登くん、高校卒業おめでとう!

 

2020.03.25

 

那須雄登「高校卒業しました!」| ISLAND TV

https://j-island.net/movie/play/id/4483f:id:kn617_da415:20200325234425j:image